東京オリンピック 柔道競技出場選手サポートご報告
こんにちは!あなたの痛みに寄り添います!
柔道整復師・鍼灸師・スポーツトレーナー・駒込JM整体院院長の小道です。
本日は、「トレーナー帯同のご報告」です。
今回は、皆さんの記憶にも新しい、東京オリンピックに、私がサポートさせていただいている、柔道100kg級パキスタン代表のシャーフセイン・シャー選手のトレーナーとして帯同して参りました。
シャーフセイン・シャー選手について
シャー選手は、パキスタンで有名なボクシング選手であり、国民栄誉賞を授与された父を持ち、4歳より柔道をはじめました。
(ちなみに、お父様は、ボクシングでパキスタン初のオリンピックメダリストです。)
日本で育ち、各カテゴリーで柔道エリート校に在籍して活躍し、現在は世界の舞台で活躍することが、パキスタンに勇気と自信を与え、パキスタンの平和促進につながるという信念で柔道に真摯に取り組んできました。
私の活動
今回の私の活動は、
- 練習の帯同
- 練習後の心身のケア(上記写真)
- トレーニングの指導
- その他雑務
トレーナーさんや選手の競技によって、活動内容に多少の誤差はあると思いますが、私は上記のことをメインにサポートさせて頂いておりました。
試合当日まで
大会の2ヶ月前から、シャー選手の自宅に出向いて、練習後のケアや、体の使い方などをサポートさせて頂いておりました。
実はあまり知られていないのですが、柔道でもボクシングなどのように、”減量” ”計量”があります。
シャー選手は100kg級なので、下の階級である90kg以上、100以下に調整しないと試合に出場することすらできません。
普通の人ではあまり減量という言葉に聞き馴染みがないと思いますが、
ダイエットと違い、色々な精神的なプレッシャーや体の変化も出てくるので、精神面のケアがとても重要だということを改めて感じました。
シャー選手も、試合までに大体8〜10キロほどの減量があったので、最後の方は、本当に精神的にも色々と難しい状況ではありましたが、無事にクリアし、試合に臨むことができました。
オリンピックの本番は、IDの発行の関係などで、会場に直接入ることはできませんでしたが、
前日まで選手村の方に出向いて、最終調整をして送り出しました。
結果は一回戦で、惜しくもエジプトの選手に、指導の差で敗戦してしましましたが、前回のリオから東京まで、よく精神力と努力で乗り越えてきたなととても感慨深かったです。
まとめ
シャーフセイン・シャー選手はじめ、マネージャーさん、そしてシャー選手の家族の方まで、共にオリンピックに望んだ全ての方に、この場を借りて御礼申し上げます。
結果としては願っていた結果とはいきませんでしたが、シャー選手が最後まで最高のパフォーマンスを出せるように、サポートできたことを誇りに思います。
また、オリンピックという、大変貴重な体験ができました!
これからもこの経験を臨床でも活かせるように、日々精進して参ります。
駒込JM整体院 小道